狭小住宅コラム

ラウムハウスが取り組んでいる「狭小住宅」について、様々な角度から解説していきたいと思います。これから「狭小住宅」を建てるお客様にとってお役に立てる情報が発信できたらと思います。

狭小住宅を工事する時に注意するポイント

一般の住宅建築と比べて、狭小住宅は工事をする上でも注意しなければいけないポイントがたくさんあります。実際に工事をするのは住宅会社ですが、会社によってはその対応も様々です。最終的にどこに依頼するかを決定する時のポイントとしも、是非皆さんに知っておいてほしいことをここでいくつか解説したいと思います。
 

隣地との距離について


まず、敷地が狭いなかでできるだけ広く建てたいということになるので、法律上許される範囲で、隣地の境界ギリギリに配置することが多いと思います。つまり、建物と隣地の距離が限りなく狭いということになるので、当然ながら工事は非常にしづらくなります。
 


民法上では、隣地の方と合意があれば50㎝未満でも建築してよいということになっています。準防火地域等での準耐火構造であれば合意なくても可能という解釈もあるようですが、工事のことを考えると50㎝は空けた方が良いかもしれません。特に、隣地の建物もギリギリの場合は、足場の設置のことを考えるとそのあたりが限度だとは思います。(会社によってはもっと距離を空けてほしいという会社もあるようです)
ただ、隣地の建物も離れていて、足場を隣地に設置しても良いなどの隣地の方の合意がいただける場合はそれ以下でも工事をするケースもあります。ご近所とのお付き合いが良好な場合はこういうケースもあります。
いずれにしても、工事をする側とすれば、隣地との間隔はできるだけ広くしてほしいのは正直なところだと思います。なので、狭小住宅に消極的な会社の設計提案はかなり広く設計してくるかもしれません。特に大手ハウスメーカーは、効率性や安全性を重要視するので、かなり余裕を持った提案をする会社が多いようです。
しかし、あくまでも工事は工事期間中だけのことで、そこから一生暮らすことの方が大事だと思います。なので、ラウムハウスでは、前述したように、隣地の方の合意なども踏まえて、できるだけ可能な限りギリギリの配置で施工する姿勢で取り組んでいます。幸いに当社の施工する職人さんも納得していただいています。
そこについては、会社の方針もあると思いますので事前に相談したほうが良いでしょう。
 

前面道路について


次に問題となるのが、前面道路のことです。
狭小敷地の場合、前面道路が狭いというケースも非常に多いです。あまりに狭いと「工事車両が入ってこれない」という事態が生じます。
特に、基礎工事や建て方工事など、工事の前半にはレッカーや生コン車という大きめの車両が必要になりますので、そこをどう対処するかも住宅会社としての課題となります。
車両が入らない場合は、「人力」を使うということがその対応策となるのですが、そこも積極的な会社と消極的な会社によって、対応が分かれると思います。
いずれにしてもコストアップの要因にはなりますが、狭小住宅に消極的な会社や慣れていない会社ではかなりコストアップを計上することもあるかもしれません。
ラウムハウスでは、これまでもいくつもそんなケースは経験しているので、実際にかかる経費のみを算出して、必要以上に高くならないように積算してご提案しています。
また、一般の建て方工事の時には、レッカーが必要となりますが、前面道路にレッカーが設置できない場合も特別な対処が必要となります。
一つの方法は、これもレッカーを使わずに「人力」で建て方を行うという方法ですが、2階建てならまだしも、3階建てとなると危険も伴い、あまり現実ではありません。
 


ラウムハウスでは、足場を使って建て方工事を行える特殊な器具を持った「建て方チーム」がいるので、そのチームによってレッカーが入らない敷地でも対応しています。これも、昔は難しかったことですが、技術が進歩した現代だから可能なことでもあります。
また、構造材も運搬車両が搬入できない場合は、人の手によって運ぶことになります。どこまで車両が入れるかにもよりますが、一定の距離を人の手で運ぶことになりますので、鉄骨などの重い材料では難しいと言えるでしょう。SE構法は木造ですので、そこは有利な点です。
これらは、施工時にかかってしまう手間についてのことですが、それ以外にもいくつか注意が必要なこともあります。
役所に「道路使用許可」の申請をしたり、必要に応じて誘導員の配置や駐車場の確保、電線や電柱のチェック、敷地境界の確認、等々、工事前にも気を使わなければいけないことも数多くあります。ラウムハウスでは、毎回これらに気を使いながら、工事についても細心の注意を払って取り組んでいるつもりです。
 

間仕切り壁の施工


また、その他にもラウムハウスとして意識していることがあります。
それは、間仕切り壁の施工方法です。構造として重要な壁は120㎜幅の柱を基に壁を施工しているのですが、構造に関係のない壁についてはサイズダウンしています。つまり、90㎜幅というように幅を狭くしてその分空間が広くなるような工夫をしています。これもスケルトン&インフィルという考え方で設計できるSE構法の強みを生かした考え方だと思います。当社も以前は重量鉄骨の建築を経験していたので、そこからの手法を生かして施工しています。
 

 
このように、狭小住宅は一般の方が想像する以上に工事について大変なことが多いカテゴリーだと思います。当社もたくさんの狭小住宅を建てる中で多くのことを経験して今に至ります。その工事のノウハウを最大限に活用してみなさんのお役に立てればと考える次第です。

ラウムハウス(株)ニシベ  代表取締役 西部豊

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